柳澤愼一、高橋長英が映画「兄、消える（仮）」で計１６０歳Ｗ主演

　ベテラン俳優の柳澤愼一（８５）と高橋長英（７５）が映画「兄、消える（仮）」（１０月公開予定、西川信廣監督）でダブル主演することが６日、分かった。

　「１６０歳コンビ」が健在を示す。「兄、消える」は７６歳の男（高橋）が１００歳で亡くなった父親の葬儀を執り行った日に４０年前に生き別れた８０歳の兄（柳澤）と再会を果たし、運命が動き出す物語。柳澤はテレビ創成期のドラマなどでも活躍した大ベテラン。「せめて人生の最終公演は発声、形相、手を替え品を替え、カメラの前でさらけ出します。軽挙妄動、ご寛恕（かんじょ）を。椎間板ヘルニアで曲がらぬ腰を曲げてお頼みします」と味わい深いコメント。７０年代のドラマ「白い巨塔」などで知られる高橋も「とってもいい脚本です。何もないのがとてもいい」と滋味深く語っている。

　長野県上田市で２５日にクランクインする。同市出身の女優・土屋貴子（５２）がヒロインを務める。