究極の男役、轟悠「凱旋門」で当たり役再挑戦

スポーツ報知
宝塚歌劇、雪組公演「凱旋門」に出演する(左から)真彩希帆、轟悠、望海風斗

 宝塚歌劇・専科の轟悠が7日、都内で6月から上演される雪組公演「凱旋門」(脚本・柴田侑宏、演出・謝珠栄)の製作発表に出席した。

 轟が雪組トップ時代の2000年に初演され、文化庁芸術祭賞演劇部門優秀賞を受賞した名作の18年ぶりの再演。第2次世界大戦前夜の仏パリを舞台に、ドイツから亡命した外科医ラヴィックを演じる轟は「この作品が象徴的に見られることには、つらさも感じる。でも乗り越えられない壁はない」ときっぱり。また「初演時の記憶はほとんどない。でも初めて芝居を楽しい、と思えた作品」とも振り返った。

 雪組トップの望海風斗(のぞみ・ふうと)は主人公の友人役を、トップ娘役の真彩希帆(まあや・きほ)はラヴィックの生きる希望となる恋人を演じる。2人は初演時まだ歌劇団にも入団しておらず、学年差はあるが「轟さんからは舞台に立つ心構えなど、たくさんのものを吸収したい」と意欲を見せた。兵庫・宝塚大劇場で6月8日~7月9日、東京宝塚劇場で7月27日~9月2日に上演される。

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