宙組新トップコンビ・真風涼帆&星風まどか本拠地お披露目開幕「1回1回の公演を全力で」
スポーツ報知
宝塚歌劇宙組の新トップコンビ、真風涼帆と星風まどかの本拠地お披露目公演「天(そら)は赤い河のほとり」(脚本&演出・小柳奈穂子)「シトラスの風―Sunrise―」(作&演出・岡田敬二)が16日、兵庫・宝塚大劇場で華やかに幕を開けた。
真風は新コンビ本格始動に「1回1回の公演を全力でやることで絆になっていくのでは」と話した。
1998年に誕生した宙組の20周年を飾る、新トップコンビの大劇場始動作。「天は―」は、「少女コミック」で1995~2002年に連載された少女漫画が原作で、紀元前14世紀のヒッタイト帝国にタイムスリップした女子高生ユーリ(星風)が、第3皇子カイル(真風)とともに古代オリエントの時代を生きるSFラブファンタジー。
真風は「ステキなドラマが、どのキャラクターにもある漫画が原作。ビジュアル面、演じ方のバランス加減が難しいですね」と話したが、原作者の篠原千絵さんは「とても面白かったです。真風さんにうっとりしました」と感激した。
「シトラス―」は宙組誕生の初演で上演され、宙組伝統の名作ショーの最新版。花組から組替えされた2番手スター・芹香斗亜もこの日が宙組での大劇場初登場で、ゴスペルの「明日へのエナジー」では、新生宙組の躍動感を熱くアピールした。エトワールは星風が務めた。また、今作で退団する専科スター・星条海斗にはソロパートが用意された。
4月23日まで。東京宝塚劇場で5月11日~6月17日。