たけし“置きみやげ” 弟子「鳩山クルオ」を改名「まっく赤坂見附」

スポーツ報知
たけしが「鳩山クルオ」から改名した「まっく赤坂見附」

 今月末で所属事務所「オフィス北野」から独立するタレントのビートたけし(71)が、事務所に残る、たけし軍団メンバーの鳩山クルオ(44)の芸名を、「まっく赤坂見附」に改名したことが16日、分かった。

 1983年の結団以来、たけしは軍団メンバーそれぞれに芸名を与えてきた。そのまんま東(現在は退社)、ふんころがし(現・ダンカン)、井手らっきょ、玉袋筋太郎…。インパクト十分なネーミングは個性派集団の象徴にもなってきたが、4月から新しい道を歩む「殿」にとって、今回がオフィス北野での最後の命名になる可能性が高い。

 関係者によると、たけしは今月に入って突然、クルオに「お前はこれから『まっく赤坂見附』だ」と宣告した。由来は不明。政治団体「スマイル党」総裁のマック赤坂氏(69)を想起させるが、クルオはマック氏には似ていない。一方で「赤坂」はオフィス北野の所在地でもあるだけに、追慕の念を込めた可能性がある。

 クルオはたけしに憧れて弟子入りし、2006年から09年まで付き人を務めた。当時は「ケン鶴見」「阿部定忠治」との芸名を与えられていたが、09年に鳩山由紀夫首相の民主党政権が誕生した時、たけしから「お前、鳩山に似てないか?」との金言を受け、「鳩山来留夫」に改名した。一時は急増した仕事も、鳩山政権の退陣とともに激減。「鵯(ひよどり)来留夫」を経て、現在は「鳩山クルオ」を名乗って、有吉弘行のモノマネなどを持ちネタにしている。

 たけしはメンバーに対し、子供に対するのと同じような愛情を常に注いでおり、独立に際しても最も考慮したのは軍団の今後。愛する弟子へ贈る惜別の改名となりそうだ。

 ◆鳩山 クルオ(はとやま・くるお)1973年10月2日、茨城県生まれ。44歳。本名・鶴見憲(つるみ・けん)。高校中退後に上京し、たけしに弟子入り。競馬好きで厩舎(きゅうしゃ)に勤務していた時期もある。鳩山政権時には鳩山似幸とのデュオでCDデビュー。

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