ピース又吉「人生は予想しなかったことが起こる」…「又吉万国博覧会」改名プランもあった

スポーツ報知
近大の卒業生に向け、激励のメッセージをおくったピース・又吉直樹

 近畿大学の東大阪キャンパス(大阪府東大阪市)で17日に開かれた卒業式で、ゲストスピーカーとして、お笑いタレントで芥川賞作家のピース・又吉直樹(37)が出席。「自分が思うような結果が出ないことが社会には多いが、一度、自分のビジョンを疑ってみると、すごく役に立つ」など独特な表現で社会人としての心構えを説いた。

 2015年の“ホリエモン”堀江貴文氏(45)、16年にノーベル賞受賞者の山中伸弥氏(55)、17年の橋下徹前大阪市長(48)というそうそうたるメンバーに続く登壇。あいさつの冒頭で「『又吉か~』という方もいてると思いますが、人生はなかなか思い通りにはいかない。予想していなかったことが起こるんだぞ、ということをお伝えしたかった」と自虐的に話し、約5300人出席した卒業生を沸かせた。

 スピーチの内容も、「思うようにいかなかった」芸人人生の実体験に基づくエピソードをチョイス。ピースを結成して4、5年目の頃、「あまりにも人気がない。ちょっとでも人が集まるように」と考え、「又吉万国博覧会」という芸名を思いつき、相方の綾部祐二(40)には「万博には駐車場が必要」と「綾部モータープール」に変えるよう勧めたという。

 その提案は即却下されたが、「もがいていた日々の中で、尊敬する人と出会えたり、表現の場がもらえた。嫌なこととか、しんどい夜が続いても、次にいいことがある振り。水も喉が渇いている時の方がおいしい」と持論を展開。「みなさんもいろんな夜を過ごすと思いますが、続きがあることを忘れずに」とエールをおくった。

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