張本勲氏、大坂なおみの快挙に「あっぱれ！」出し渋り「まだ。優勝したら」

　野球評論家・張本勲氏（７７）が、１８日放送のＴＢＳ系「サンデーモーニング」（日曜・前８時）に出演。女子シングルス世界ランク４４位の大坂なおみ（２０）＝日清食品＝の大金星に「あっぱれ！」を出し渋った。

　大坂は、ＢＮＰパリバ・オープン準決勝で同１位のシモナ・ハレプ（２６）＝ルーマニア＝を６―３、６―０のストレートで破り、決勝に進んだ。日本女子が現役世界１位に勝ったのは１９９６年の国別対抗戦フェド杯ドイツ戦で、伊達公子がシュテフィ・グラフに勝って以来（棄権勝ちを除く）で、ツアー個人戦では史上初の快挙。

　張本氏は「彼女には悪いけど、ホンマかいなと思った。どんどん上に上がって来た。２０歳の若い子だけど、世界１位のハレプも２６歳の１番元気な時。打球を見たらどっちが１位か分からん」と大坂の勢いに感心しつつも「あっぱれ！」を言わずにゲスト解説のプロゴルファー中嶋常幸（６３）に話題を振った。

　中島は「大あっぱれ！ですよ。この大会はゴルフで言うとメジャー大会に近い大会」と話し、張本氏に「あっぱれ！」を促した。しかし張本氏は「まだ。優勝したら大あっぱれ！」と大坂のツアー初優勝に期待した。

　大坂は、１８日（日本時間１９日）に決勝で同１９位のダリア・カサキナ（２０）＝ロシア＝と対戦する。