アカデミー賞受賞の辻一弘氏、仕事への流儀を生放送で明かす「頼まれたことだけやっていてもうまくならない」

スポーツ報知
辻一弘氏

 第90回アカデミー賞でメーキャップ&ヘアスタイリング賞を受賞した辻一弘氏(48)が21日放送のTBS系「ビビット」(月~金曜・前8時)に生出演した。

 辻氏は「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」(30日公開、ジョー・ライト監督)で受賞。82年に設立された同部門で日本人が受賞するのは初で日本人のオスカー受賞は14年に宮崎駿監督(77)が名誉賞を受賞して以来3年半ぶりの快挙となった。

 辻氏は高校卒業後、特殊メーク工房に勤務していた。当時のあだ名は「5時から男」。その由来はで通常の勤務時間が終わってから、独自に制作作業を行っていたためだと紹介された。

 その理由を辻氏は「自分の作品を作っていたりとか。そういう時間が大事なので。仕事以外に時間を費やして技術を高めるのが大事なんで」とした上で「頼まれたことだけやっていてもうまくならないんで」と明かしていた。

 その後、1996年に単身渡米し活動。2012年には現代美術家となった。一度、映画界から離れたが、その理由を「自分のやりたいことを見つけて。人から頼まれてやっているのが人生の時間の無駄に感じてきた」と明かしていた。さらに「映画の仕事が疲れてきた。仕事をやりづいらい役者さんと仕事をするのが。そのためにちょっと変えないといけない」と振り返っていた。

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