西岡徳馬、“2世”に苦悩する娘を思いやる「親の名前があるのは結構きつい」

スポーツ報知
西岡徳馬

 俳優の西岡徳馬(71)が、21日放送の日本テレビ系「1周回って知らない話」(水曜・後7時)に出演し、次女で女優の優機(31)の今後に期待した。

 番組は“2世”の立場に悩む優機に密着。「私の両親は優しいので、このままだと私はずっと助けてもらってばかりだと思った」と30歳で独り暮らしを始めたと話した。

 「本当は芸能の仕事をたくさん頑張って、それで生計を立てていけたら」と話すも、現在は芸能活動のほか、週2~3日飲食店でアルバイトをして生計を立てているという。

 様々なオーディションを受けているが「応募でダメだった。書類選考です。西岡徳馬の娘のイメージだけで終わっちゃっている。それではいけない」と苦悩を明かし「いま31(歳)なんですけど、父が71(歳)で元気なうちに仕事で安心できる姿を見て欲しい。『自信を持って好きなことをやっている。それで満足している』と自分がはっきり言えたら」と歯を食いしばった。

 学生時代の恩師という「劇団S.W.A.T!」主宰で玉川大学芸術学部非常勤講師の演出家・四大海氏の元へ向かった優機。

 芝居の稽古では四大海氏から「演技をしていますを主張している。姑息(こそく)な芝居。色んな垢(あか)がついてきている」と厳しい言葉が続いた。

 さらに「2世だって言われるの嫌なんでしょう。だけどそれは変えられないし、背負っていかなきゃいけないし、誇りと思って、生きて行った方がいい。武器にしなきゃだめ」とアドバイスを送った。

 恩師の言葉に涙を流し、その後は演技に没頭した優機。心境の変化について「2世というところで陰で終わるのではなくて、1人で歩いていける力を。心も体も強くならないといけない。そういう女優さんになっていけたら」と決意を語った。

 西岡はスタジオで、娘の恩師の四大海氏は「信頼をしている後輩」と明かし「よくぞ言ってくれました。やっぱり面と向かって、親が言うのと、他人が言うのは違う」と四大海氏に感謝。舞台などで「途中から西岡の娘と分かると(周りの)態度が変わることがある。親の名前があるというのは結構きついことが多いと思う」と娘を思いやった。

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