夏川結衣、突然の“主役”に「うれしいんだけれど、これは大変」…「家族はつらいよ3」

スポーツ報知
舞台あいさつに登壇した(前列左から)吉行和子、山田洋次監督、夏川結衣、蒼井優(後列同)林家正蔵、橋爪功、西村まさ彦、妻夫木聡

 山田洋次監督(86)の最新作で人気喜劇シリーズの第3弾「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ3」(5月25日公開)完成披露試写会が22日、都内で行われ、出演の橋爪功(76)、吉行和子(82)、西村まさ彦(57)、夏川結衣(49)らが登壇した。

 2013年公開の「東京家族」と同じキャストで描いている人気喜劇シリーズ。「東京―」を含めると5年目となるおなじみの出演者に対し、「こんなに長く仕事をするとは想像もしていなかった」。橋爪も「同じ人たちと座組をくんで仕事するのもいいですね。またやりたいですね」と話すと、観客から大きな拍手が起こった。

 同作は完璧に家事をこなす主婦・史枝(夏川)が夫・幸之助(西村)への不満を爆発させ、家出をしてしまう騒動を描く。前の2作の撮影を通し、山田監督は「この夫婦の間に大きな問題があり、なんとかしないと思った。主婦の抱えている悩み、女性差別が激しい問題を念頭に入れながら作った」とし、夏川にも「もし続編を作るとしたら大変だよ」と伝えていたという。突然“主役”になった夏川は「そんなことになっているとは思いもせず、台本を読んだらフラメンコや家出と書いてあった」と苦笑い。「うれしいんだけれど、これは大変なことになったというのが正直の感想」と語った。

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