「フジテレビを～おちょくるなよ～」とんねるず、「情けねえ」替え歌で「みなおか」３０年の歴史に幕

　フジテレビ系名物バラエティー番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」（木曜・後９時）が２２日、最終回を放送。第１回ゲストだった松田聖子（５６）や、再集結した同番組から生まれた音楽ユニット「野猿」のメンバー９人がゲスト出演した。

　番組の最後に聖子と並んだ「とんねるず」の石橋貴明（５６）と木梨憲武（５６）。石橋が「全１３４０回の放送を聖子ちゃんと締めたいと思います」と言うと、聖子が「お疲れ様でした」。石橋が「また来週」と締めようとすると、木梨が「ない！ない！ない！」とツッコみ、セット収録部分は終了した。

　その後、石橋と木梨がスーツ姿で９１年のヒット曲「情けねえ」を熱唱。石橋が「バラエティーを～」と歌詞を変えて歌うと、木梨が「「滅ぼすなよ～」と受け、さらに２番では木梨が「フジテレビを～」と歌うと、石橋が「おちょくるなよ～」と替え歌で続けた。

　その後、２人とも声は出さず、石橋が「ありがとう」と２度、木梨が「サンキュー」と口を動かした。ラストカットでは２人で「『みなさんのおかげでした』は今日でこれまで。バ～イ」と頭を下げ、そのままストップモーションになった。

　「みなおか」は８８年に前身の番組が放送開始。「仮面ノリダー」など人気キャラや「食わず嫌い王選手権」など名物コーナーを生み出し、番組発のユニット「野猿」がＮＨＫ紅白歌合戦に出場。局の枠を超え、ブームを起こした。９０年代には平均視聴率が２０％を超え、同局のバラエティーを牽（けん）引したが、今春の改編テーマ「変わる、フジ　変える、テレビ」をもとに終了となった。

　石橋は４月１６日スタートの新バラエティー番組「石橋貴明のたいむとんねる」（月曜・後１１時）でＭＣを務める。