草野仁アナ、NHKを辞めた理由は「こんなところにいてもしょうがない」

スポーツ報知
草野仁氏

 フリーアナウンサーの草野仁氏(74)が1日放送の日本テレビ系「誰だって波瀾爆笑」(日曜・前9時55分)に出演し、NHKをやめた理由を明かした。

 草野氏は40歳の時、18年間勤務したNHKを退局しフリーに転向した。その理由について、「それまでアナウンサーはしゃべりの専門家として、アナウンス室で待っていればいろんな部局からナレーションやニュースを読んで、あるいは解説をやってとかオファーがたくさんくる。やや、そこに止まっている集団でした」とし「ところが時代は変わって、アナウンサーにインタビューを頼まなくてもいい、自分でリポートすればいい、ということで、どんどん優秀な人達がアナウンサーに取って代わっていろんな仕事をやり始めた。だから、これは待っているだけの集団であってはいけない」と感じていたという。

 しかし、「ある時にアナウンサーのトップの方が、先だって報道局長といろいろ話をしましたが、今後、私達は報道局の方針に従ってすべてやっていくことに決めました、と言いました。えっ!てことは、アナウンス集団は、自分から働きかけも努力もしないっていうことなのね、と。それはないでしょ、もうお手上げなんだということに取れましたから。これは、この組織にいてもどうにもならないなと。この組織から離れるべきだと。心の中でこんなところにいてもしょうがないな」と痛感し、NHKをやめる決意に至ったのだという。

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