大泉洋、自身をイメージして執筆された小説「騙し絵の牙」映画化で主演決定

スポーツ報知
自身の発案による映画に主演する大泉洋(右)と原作者の塩田武士氏

 俳優・大泉洋(45)を主人公にイメージして執筆された小説「騙し絵の牙」が大泉主演で映画化されることが2日、分かった。

 神戸新聞社で記者だった塩田武士氏の2018年本屋大賞ノミネート作が原作。4年間取材を重ね、出版界を舞台にした社会派ミステリーで、大泉は雑誌廃刊の危機に奔走する編集長・速水輝也役。誰にでも愛される人たらしだが、笑顔の裏に深い陰を持つ二面性のある役どころを演じる。

 大泉が、同書の編集者に「僕が主演できるような小説ない?」とラブコールを送り続けた結果、その編集者が「もう私が作ります」と塩田氏に執筆を依頼したところから企画がスタートした。大泉は「今はただただ、この主役の話が自分に来たことに安どしております(笑い)。私に当て書きしていただいた作品。本来、何の役づくりも必要ないはずなんですが、えらい難しい役になっています」と苦笑いしつつ「必ずや面白い映画になると確信しております」と自信を見せる。

 塩田氏は大泉の出演作や本人取材などから徹底分析し、口調やモノマネなどを忠実に小説に反映させた。「早く大スクリーンで天性の人たらしが見たい。『社会派』と『40代の色気』をまとった大泉洋は無敵です」とコメントを寄せた。監督と脚本、配給は後日、発表される。

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