中瀬ゆかりさん、女性への「土俵から下りて」アナウンスに「だから角界の常識は世間の非常識と言われちゃう」

スポーツ報知
中瀬ゆかりさん

 新潮社出版部長の中瀬ゆかりさん(53)が5日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜・後5時)に出演。京都府舞鶴市で4日に行われた大相撲春巡業で、土俵上であいさつをしていた多々見良三舞鶴市長(67)が突然倒れ、救命処置をしていた女性に対し行司が「土俵から下りて」とアナウンスをしていた一件に苦言を呈した。

 「これは女人禁制撤廃とかそういう議論以前に優先順位が分かってない。だから、角界の常識は世間の非常識って言われちゃう。だったら、土俵の周りを男性で固めていればいいし、今回だって、女性が救命活動をできたから助かった。そういう木を見て森を見ずというか、近視眼的になっているのが恐ろしい」と、アナウンスした行司はじめ日本相撲協会の姿勢に疑問を呈した。

 作家・岩井志麻子さん(52)も、「(観客から)女を土俵から下ろせという声が出たということが一番ショックで衝撃だった。相撲の伝統には敬意を払うけど、臨機応変って言葉があるでしょ。一番大事なのは命なのに…。行司さんも伝統を守ろうという気持ちより、自分の責任にされたらと困ると思っていたとしたら本当にショックです」と真剣な表情で話した。

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