清水アキラ、三男・良太郎氏と「死ぬまで同じステージに立つことは無い」

スポーツ報知
1年半ぶりのコンサートを終え、笑顔を見せた清水アキラ

 ものまねタレント・清水アキラ(63)が5日、東京・三越劇場で、ものまねショー「昭和を飾ったあの人この人 そして…」に出演した。三男で元タレントの清水良太郎氏(29)が覚せい剤取締法違反で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けてから、有料コンサートを行うのは初めて。

 4か月前から準備を始めたという舞台で、往年の名曲ものまねを16曲披露。セロハンテープで鼻をつり上げた研ナオコ(64)の「夏をあきらめて」や谷村新司(69)の「昴」、村田英雄さんの「皆の衆」などを熱唱。途中のトークでは「子育ての話をしましょうか」などと、ブラックジョークを交え約400人のファンを沸かせた。何度も客席におり、高齢者の観客に対して「きれいな猫背」などとイジリ倒した。

 1時間半の舞台を終え、取材に応じたアキラは、「反応はいい。私ながらの笑いじゃないかなと感じた」と満足げ。「体力的には全然OK。これで全国回りたい」と前向きに話した。「人生、いいことも悪いこともある。それが人間。仕事をしていかなければいけないので、ぜひお仕事下さい」と報道陣に懇願した。

 最近三男の様子について聞かれると「親バカじゃなく、世間や家族の信頼を回復するために一生懸命努力していると思う」としみじみ。だが、芸能界復帰については「多分、出来ない。失った信用を取り戻すのは相当な時間がかかる」とバッサリ。「出来ればせがれと同じ舞台に立ちたかった」と寂しげに話しながらも、「今となっては、何年この仕事続けられるか分からないけど、死ぬまで同じステージに立つことは無いと思う」と断言した。2016年11月の東京・博品館コンサート以来、良太郎氏との共演は行われていない。

 アキラの次男で「清水プロ」の清水友人社長(33)は、良太郎氏について「至って健康で体つきは良くなっている」。逮捕直後に事務所を解雇された良太郎氏は仕事をまだ始めておらず、自宅で妻や長女と生活している。判決後に友人氏が「普通の生活してみれば」と助言をすると、良太郎氏は「うん、うん」とうなずいたという。今後の活動については未定とした。

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