森昌行社長、たけし軍団と新体制構築へ話し合いで合意「たけしさんに謝罪すると同時に諸問題に向き合ってきたい」

スポーツ報知
オフィス北野に入る森昌行社長

 タレント・ビートたけし(71)の独立を巡る騒動で「たけし軍団」と対立していた前所属事務所「オフィス北野」の森昌行社長(65)は9日、報道各社にファクスを送付し、騒動沈静化のため、新体制構築に向けて「たけし軍団」と話し合いを始めることで合意したことを発表した。

 軍団は今月1日、たけし移籍の背景に森社長の「違法行為」と「裏切り行為」があったとする声明文を一斉に公開。一方の森社長は週刊誌で軍団に反論し「握手は無理」としていた。

 ファクスによると、「たけし軍団」の番頭格であるガダルカナル・タカ(61)が5日に森社長に電話し「軍団の意志として、今回の軍団の声明文は社長と軍団の対立を目的としたものではなかった」「たけしさんにも迷惑をかけたくない」として、事態収束のための話し合いを申し入れた。軍団全員が森社長ら事務所従業員に対して「ネガティブ・キャンペーンに充当するような行為はしない」などの条件を受け入れることを確認し、タカと森社長で数回の話し合いを行った結果、新体制構築に向けて協議を開始することに合意したという。

 森社長は「私の経営方針がたけしさんの理解を得られぬまま、そこから生じた不信感の数々によって、たけしさんが独立された事実を振り返り、組織運営の責任者・代表取締役としてたけしさんに謝罪すると同時に、そこから得た教訓をバネとして、真摯に予想される諸問題に向き合ってきたいと思います」とコメント。

 その上で「今回の騒動で大きな不安を与え、迷惑をおかけした業界関係者の皆様・当社所属タレントの皆様にお詫びいたします」と謝罪の意を示した。

 ◆ビートたけし独立を巡る経緯

 ▽3月12日 たけしが「たけし軍団」メンバーに独立を伝える

 ▽同14日 独立の事実が明らかに

 ▽同17日 たけしがTBS系「新・情報7daysニュースキャスター」に生出演。独立について初めて発言。株式処分や退職金辞退、巨額資金をオフィス北野に残したことを明かす

 ▽4月1日 たけしが新事務所「T.Nゴン」所属に。軍団メンバーがそれぞれのブログなどで声明文を発表。たけしの独立に至る経緯を説明

 ▽同2日 軍団メンバーが決起集会。共闘を誓う

 ▽同3日 たけしが騒動勃発後、初めて公の場に。「いちばん裏切るヤツはいちばん働くヤツ」などと語る

 ▽同7日 たけしが「―キャスター」で将来的な軍団との合流を示唆

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