ビートたけし、皐月賞出走の命名馬・キタノコマンドールにエール

スポーツ報知
キタノコマンドールの皐月賞出走について話す池江泰寿調教師(右)とビートたけし

 タレントのビートたけし(71)が9日、都内で行われた一口馬主システム「DMMバヌーシー」の記者会見に出席し、皐月賞(15日、中山)に臨む命名馬・キタノコマンドール(牡3歳、栗東・池江厩舎)にエールを送った。

 同馬はすみれSで無傷の2連勝を飾ったディープインパクト産駒。全姉に重賞2勝のデニムアンドルビーを持ち、16年セレクトセールで1億9000万円(税抜き)の値段をつけた良血馬。当日は、ミルコ・デムーロ騎手とのコンビを組む。

 たけしは冒頭、「今日で(サッカー日本代表監督を)クビになったハリルです。指導方法が悪かったらしくて、どうもすいません…。そんなことを言っている場合じゃない!」と“先制パンチ”。愛馬の活躍ぶりには「2勝しましたね。大したもんだ。馬の血統のおかげ。ディープインパクトの子供ですから」と納得顔。「初めに写真を見せられてキタ“ノ”サンブラックにしようと。(北島三郎の愛馬)キタサンブラックとは違う。『ノ』が入っているんだからって言ったら『そういうバカなことはやめなさい』って怒られた」と命名の裏側を語り、笑わせた。

 皐月賞に向けて「(スタートから)いきなり先頭に立ってぶっちぎってほしい」と優勝を願った。「勝負事は1着じゃなければダメですから。2着じゃダメなんだ、蓮舫!あんなこと言っているから(当時の)民進党がダメになっちゃったんだ。勝負は1着しかないの。2着もペケも同じ。そのために、みんな苦労しているんだから」と持論を展開。ジョーク交じりに「皐月賞を勝たなかった場合、私は引退します。明くる日からまた、『武北野(たけし・きたの)』で仕事をしたい。芸名を変えます!」と仰天公約を掲げたが、最後はマジメにコメント。

 「ダービー、菊花賞、G1はいっぱいある。最終目標は(池江調教師、デムーロ騎手の)このメンバーで凱旋(がいせん)門賞に行って、我々が凱旋したい。調教師も騎手もトップ、私があやをつけている。馬として必要なんです。あまりに完璧だと良くない」と締めくくった。

 キタノコマンドールを合わせ、これまでに3頭を命名。キタノインパクト(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が5月の第1週に入厩し、6月のデビューを目指す予定と知り、「ちゃんと走ってほしい。ドーピングさえバレなければ…」と冗談を飛ばし、「DMMバヌーシー」の野本巧事業統括を冷や冷やされるひと幕も。同氏から「藤沢和雄先生は、競馬界でいうと、たけしさんのような大御所先生」と説明を受け、「じゃあ(所属から)独立したんだ?」と毒を吐き、慌てさせた。

 たけしは、自身の独立騒動を引き合いに「この次はオフィスキタノインパクト!」とニヤリ。「コース外れて、違う所を走っちゃったりして。『グンダンインパクト』と付けたら、勝手な方向に行って勝手な所に行って。言うこと聞かない」と爆笑させた。

 なお、3頭目の命名馬は「キタノブルー」。理由について「外国で映画が認められた時に『北野の映画はこんな感じだ』というのを思い出して、凱旋(がいせん)門賞までいけるように。キタノグレー、キタノホワイト&ブラックだとちょっと怪しいからね(笑い)。マジメに付けました」。

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