中村ゆりが鄭義信監督に猛クレーム? 映画「焼肉ドラゴン」浅草九劇1周年記念試写会

スポーツ報知
談笑する鄭義信監督と中村ゆり

 女優の真木よう子(35)、井上真央(31)らが出演する映画「焼肉ドラゴン」(6月22日公開)の特別試写会が12日、東京・浅草九劇の1周年記念企画として行われ、鄭義信監督(60)がトークショーを行った。

 鄭監督が演出を手がけ、読売演劇大賞を始め、多くの演劇賞を総なめにした同名舞台の映画化。1970年、関西の地方都市で小さな焼肉店を営む在日韓国人の家族が、故郷を奪われ時代に翻弄されながらも力強く生きる姿を描く。

 鄭監督は今作が還暦にして初メガホン。舞台では粘り強い演出で知られるが「1か月しか撮影期間がなくて、映画はしつこくやってる場合じゃなかった。新人監督には厳しいスケジュールでした」と苦笑い。日本だけでなく韓国人俳優も多く出演しており「韓国の役者さんの帰国する日も決まっていたので、必死でこなす感じでした」と振り返りつつ「いろんな人たちに支えられて幸福な映画になった」と感謝した。

 この日は映画で井上が演じた一家の次女・梨花を2016年の舞台版で演じた中村ゆり(36)もゲストで来場。「鄭さんは親戚ぐらいの感覚。あまり演劇界の人が映画に行って得した姿を見たことがないので心配していましたが、初監督とは思えないクオリティー。心配するのは百万年早かった」と絶賛。「ひとつだけ気に食わなかったことがあります。梨花の相手役(恋人役)が、井上真央さんの相手はイケメンなのに、私の時はおせんべいみたいな顔の人だった。なんでそこを変更したのか」と冗談交じりにクレームを入れ、観客の笑いを誘っていた。

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