加瀬亮、独立!4月から個人事務所「RYO KASE OFFICE」で活動

スポーツ報知
アノレから独立し、個人事務所を設立した加瀬亮

 俳優の加瀬亮(43)が所属事務所・アノレを離れ、独立していたことが12日、分かった。3月いっぱいで契約を終了し、4月からは個人事務所「RYO KASE OFFICE」を設立して活動している。関係者によると、数年前から、所属事務所と独立に向けた話し合いを重ねてきたという。

 加瀬は俳優・浅野忠信(44)に憧れ、大学を中退して22、23歳の頃に付き人として芸能界に入った。浅野が所属する事務所に入ってから20年という節目のタイミングでの決断。事務所サイドも本人の意思を尊重し、円満な形での独立になった。

 加瀬は、07年の映画「それでもボクはやってない」(周防正行監督)で注目を浴びた。痴漢冤罪(えんざい)裁判を闘うフリーター役を好演し、報知映画賞主演男優賞など映画賞を総なめにした。その演技力は国内にとどまらず、海外でも高く評価されている。映画「硫黄島からの手紙」(クリント・イーストウッド監督)を始め、「永遠の僕たち」(ガス・ヴァン・サント監督)、「ライク・サムワン・イン・ラブ」(アッバス・キアロスタミ監督)など多くの海外作品にも出演している。

 奇(く)しくも前事務所社長の覚醒剤取締法違反による逮捕、裁判の時期と重なってしまったが、関係者は「それと加瀬の独立とは、全くの無関係です」と因果関係を否定した。

 今後も国内外を問わず、役者としてまい進していく。

 ◆加瀬 亮(かせ・りょう)1974年11月9日、横浜市生まれ。43歳。浅野忠信に憧れ、手紙を書いたのをきっかけに所属事務所入り。浅野の付き人を経て2000年「五条霊戦記」で映画初出演。04年「アンテナ」で初主演。09年ドラマ「ありふれた奇跡」で連ドラ初出演&初主演。代表作に映画「劇場版SPEC~天~」「おとうと」「アウトレイジ ビヨンド」など。身長174センチ。血液型B。

 ◆最近独立が明らかになった俳優、タレント(カッコ内は前所属事務所)

 ▼17年9月 岡田義徳(アミューズ)
 ▼18年1月 真木よう子(フライングボックス)
 ▼18年2月 小泉今日子(バーニングプロダクション)
 ▼18年3月 満島ひかり(ユマニテ)
 ▼18年4月 ビートたけし(オフィス北野)、蛯原友里(パール)

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