スピルバーグ監督、宮崎駿監督と対面していた「ディズニーのどの作品よりも素晴らしい」

スポーツ報知
指でハートマークをつくるスティーブン・スピルバーグ監督(左)と 笑顔を浮かべる森崎ウィン(カメラ・水野 佑紀)

 13年ぶりに来日している米映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏(71)が19日、都内で行われた監督作「レディ・プレイヤー1」(20日公開)のイベントに登場した。

 大気汚染などで荒廃した27年後の世界で、仮想現実世界「オアシス」の権利と創設者の遺産を巡った死闘を描いたSF超大作だ。同作には日本のキャラクターが盛り込まれていることも見所の一つ。監督は作中に登場する一番お気に入りのものを「AKIRAのバイク」と笑顔で明かした。

 黒澤明作品などにも影響を受け、親日家としても知られるスピルバーグ監督は「特に宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』はディズニーのどの作品よりも素晴らしい」と大絶賛。この1年以内に宮崎監督と対面したと明かし、「宮崎監督は『キャラクターを見つけることが大切』って言っていた。アニメに携わっている私の娘は宮崎監督と話して『天国だ』と興奮していた」。日米の名監督同士の交流に会場からは驚きの声も上がった。

 この日は、日本の若き映像クリエイターたちとトークセッションを行った。学生から「今度は是非、『ウルトラマン』を出してください」とお願いされると「許可が得られなかった」と監督。「もし許可が得られて2があれば…」と期待をこめた。

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