松山千春、41年ぶり「弾き語りツアー」スタート サブちゃんのカバーなど18曲熱唱

スポーツ報知
ギター1本の弾き語りで熱唱する松山千春

 フォークシンガーの松山千春(62)の春の全国ツアー「弾き語り」が20日、埼玉のサンシティー越谷市民ホールで幕を開けた。「世界で最高のコンサートを見せたい」。異色のカバー・アルバム「北のうたたち」(25日発売)を携えての“弾き語りツアー”がスタートした。

 千春がギター1本で“弾き語りツアー”を行うのはデビュー以来41年ぶり。「フォークシンガーとして原点に戻ったライブにしたかった」という。

 今年は千春の出身地・北の大地が「北海道」と命名されて150年目に当たる。全国ツアーに合わせて25日に発売するアルバム「北のうたたち」では、北島三郎の名曲「風雪ながれ旅」をはじめ、高倉健が主演した「網走番外地」、バーブ佐竹の「ネオン川」、さらには、旭川育ちの藤圭子のヒット曲「夢は夜ひらく」、そして、トワ・エ・モアが歌った札幌五輪のテーマ「虹と雪のバラード」など、「北海道にゆかりのある楽曲」ばかり5曲を千春が選りすぐって収録された。

 今回のコンサートでは、その中から「風雪ながれ旅」と「網走番外地」をギターの弾き語りで熱唱。特に「風雪ながれ旅」は「レコーディングの時の三味線演奏に感動した」と、この作品を歌うだけのために、レコーディングに参加した三味線奏者の小山豊(36)を同行させるなどの力の入れようだ。

 コンサートではその2曲を始め、「恋」や「燃える日々」、フォーク歌手として尊敬していた岡林信康のヒット曲「私たちの望むものは」など全18曲を歌い上げた。

 同ツアーの東京公演は5月9、10日に有楽町の東京国際フォーラム。6月27日のニトリ文化ホール(北海道・札幌)まで18都市で全22回のステージを繰り広げる。

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