テレ朝・宇賀なつみアナ、セクハラを「絶対許さないんだって強く言える会社がいい会社」

スポーツ報知
宇賀なつみ

 テレビ朝日の宇賀なつみアナウンサー(31)が23日放送の同局系「羽鳥慎一 モーニングショー」(月~金曜・前8時)に番組アシスタントとして出演し、福田淳一・財務省事務次官(58)の同局女性記者へのセクハラ疑惑から始まる一連のセクハラ問題について熱く胸の内を明かした。

 自民党の長尾敬衆院議員(55)が、野党女性議員ら有志の抗議について「セクハラとは縁遠い方々」などとツイッターに書き込み炎上。これについて、番組コメンテーター・住田裕子弁護士(66)が「女性蔑視でかつ、女性としての魅力も少ないというような男目線での非常に大きな批判。大きなバッシングを受けそうな中身ですね」とコメントすると、宇賀アナは「これがセクハラ被害の根本的なところを表している。こういう被害にあったと言うと『お前が?』とか『自慢?』と言われちゃう。それで更に傷つくことが簡単に想像できるからみんな言いづらい」と打ち明けた。

 さらに「『女性の記者をなくせばいい』とか『そんな時間に女を一人で行かせれたのがいけない』とか言われちゃうんですけど、そうじゃないですよね。女性で記者をしている方って、記者をやりたくてやっている。どうして男性なら出来る仕事を女性がやってはいけないのか?」と疑問を呈し、「こう否定されてしまうのが分かっているからみんな言えない。(セクハラ被害を受けても)なかったことにしちゃおうってなってしまう」と苦言を呈した。

 その上で「個人で戦うのってすごく難しいですから。ちゃんと会社や組織がそういうものを拾い上げて、きちんと対応して(ほしい)。相手が取引先でも、取材先でも、お客様であってもこういう行為は絶対許さないんだって強く言える会社がいい会社だと言われるようになってもらわないと。今回はテレビ朝日はそういう部分が出来ていなかった」と続けた。

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