舘ひろし、定年前のよれた刑事役を熱演「今までにない自分に出会えた」

スポーツ報知
「60 誤判対策室」の完成披露試写会に出席した(左から)星野真里、舘ひろし、古川雄輝

 俳優の舘ひろし(68)が23日、都内でWOWOWの連続ドラマ「60 誤判対策室」(5月6日スタート、日曜・後10時)の完成披露試写会に、古川雄輝(30)、星野真里(36)らと出席した。

 刑事や弁護士、検察官らが死刑囚を再調査し、冤罪(えんざい)の可能性を調査する組織「誤判対策室」を舞台に、ベテラン刑事・有馬英治(舘)が死刑囚が死刑執行の日を迎えるタイムリミットに向けて奮闘する姿を描く。

 「あぶない刑事」シリーズでは都会的でスマートな刑事役を演じてきたが、定年前の刑事役で「今までにないよれた老刑事役。今までにない自分に出会えた気がする」。役作りについて「無精ひげを生やして、寝癖がついて二日酔いで部署に行くシーンがあって、よれてる自分が好きでした」と自画自賛していた。

 数年前から禁煙している舘だが、熊切和嘉監督からタバコを吸うシーンを要求され、「本当にひどい監督ですよ。深々とうまそうに吸えと言われた」と告白。アクションシーンも多く、「68歳でアクションシーンですから大変です。酸素を吸いながらやったら『もう一度お願いします』と言われて、死ぬ思いでした」と苦笑いを浮かべていた。

 エリート弁護士役の古川について舘が「上から目線で、すごく研究なさったんだろうなと感じた」と話すと、古川は「すみません。役ですよ」とタジタジ。星野が「古川さんは良い声だなと上を見上げると高い位置に小っちゃい顔があって…」と語ると、再び舘が「上から目線でしょ~」と突っ込んで笑わせた。

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