マラソン日本新で1億円の報奨金獲得の設楽悠太に瀬古利彦リーダー「悔しかった」

スポーツ報知
瀬古利彦氏

 日本陸連長距離・マラソン強化戦略プロジェクトの瀬古利彦リーダー(61)が23日放送のテレビ朝日系「中居正広の身になる図書館」(月曜・後8時20分)にゲスト出演し、陸上界の報奨金について語った。

 「アスリートの報奨金ってどうなってるの?SP」として様々な競技の元選手らが登場。番組の調べでは、金メダル獲得時の報奨金では陸上マラソンが2000万円でトップだと報じた。

 マラソンで日本記録を突破すると1億円の報奨金が出ることを問われると「(日本)実業団(陸上競技)連合という企業が属している組織があって、(日本新の)選手に1億円送ることになった」と説明した。制度が始まった時を聞かれると「1年半前から」と説明。2月26日の東京マラソンで設楽悠太(26)=ホンダ=が16年ぶりに日本記録を更新したことに「(縮めた記録は)5秒。(1年半後での更新は)ちょっと思わなかったですね」と想定外の出来事であったと認めた。

 感想を聞かれると「悔しかった。もし30年前だったら、俺が…」と話したが、リーダーらしく報奨金制度について細かく説明。選手だけでなく実業団所属の監督にも5000万円が支払われることを紹介し「1人の選手が育つのはコーチがいて、トレーナーがいて、栄養士がいて…。支える人がいっぱいいる」と説明。報奨金制度の効果についても「ニンジンがあったほうががんばれる。(東京)オリンピックまでは(報奨金が)出ます」と断言。同一人物でも年度が変われば報奨金がもらえるといい「(値段が)高い方がモチベーションがあがる」と話した。

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