オフィス北野の芸人4人が芸能史上初の「FA宣言」たけしもエール

スポーツ報知
「連絡待ってま~す!」とポーズを見せる(左から)米粒写経の居島一平とサンキュータツオ、マキタスポーツ、プチ鹿島

 「オフィス北野」に所属するピン芸人のマキタスポーツ(48)とプチ鹿島(47)、お笑いコンビ「米粒写経」の居島(おりしま)一平(43)とサンキュータツオ(41)が23日、同社からの「フリーエージェント宣言」をした。スポーツ報知の取材に応じた4人は、移籍、独立、残留などあらゆる可能性を視野に入れ、他事務所からのオファーを待つ意向を明らかにした。

 芸能史上初とみられる「FA宣言」となった。マキタスポーツは「ネタのようで本気です。他の事務所さんに真面目に話を聞いてみたい」、プチ鹿島は「我々に愛と興味を持っていただけるのかどうか。あとは起用法ですね」と他事務所との交渉に胸を躍らせる。23日深夜放送のTBSラジオ「東京ポッド許可局」でも、それぞれの思いをリスナーに打ち明けた。

 ビートたけし(71)の独立をめぐる騒動が起きたオフィス北野は現在、新体制への移行期にある。20日付で全従業員約30人が一時的に退社し、残留を希望する一部の従業員が再雇用された。約60人のタレントに対し、社員は約10人。そのうちマネジャーは4人で、明らかに足りていない。文化系芸人として活躍のフィールドを広げている4人も、現在はマネジャー不在となっている。仕事上の交渉や連絡などを自前で行う窮状に陥ったことで、FA宣言プランが生まれた。基本的には退所の方針だが、マネジャー問題などが解決すれば残留の可能性もある。

 既に森昌行社長(65)から了承は得ており、21日に直接報告したたけしからは「頑張れよ。困ったらいつでもオレに相談に来い。芸人は死ぬまで芸人だ。オレも2回死に掛けたんだから」とエールを送られた。

 当然、オファーが個別になるケースもあり得るが、マキタは「(3人は)同じ釜の飯を食ってきた仲。一緒に行動したい思いはあります」。仮に所属先が分かれても、3組によるユニット「東京ポッド許可局」での活動継続は大前提になるとした。ひとまずの期限は5月末。4人の顔は、新天地での活躍を目指す野球選手のように晴れ晴れとしていた。

 ◆連絡先 4人に興味を持った芸能事務所関係者は、tokyopod@gmail.comまで連絡を。

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