円谷プロが勝訴 権利侵害に対する損害賠償も認められる

スポーツ報知

 円谷プロダクション(以下、円谷プロ)は24日、都内で会見を開き、米カリフォルニア中央区地方裁判所(米国連邦裁判所)において、18日(現地時間)に、ユーエム株式会社らと係争中の著作権関連訴訟に関し、「1976年3月4日付の契約書が、真正に作成されたものではない」という円谷プロ側の主張を全面的に認める判決が下されたことを報告した。

 これに伴い、「ウルトラマン」キャラクターに基づく作品や、国内外で商品を展開する一切の権利は、円谷プロが有することが確認されたほか、権利侵害に対する損害賠償も認められた。

 円谷プロは「判決は、当社の主張を全面的に認めるものです。今回の全面勝訴判決は、長い時間と膨大な労力をかけた精緻な証拠開示手続きに加え、多数の証人の証言、筆跡鑑定の専門家の鑑定意見などを経て出されたもので、極めて信頼性の高いものであると考えます」と説明。今後について「この判決を踏まえて、さらにウルトラマン作品の積極的な海外展開を進めていく所存でございます。お取引先様、ご関係者様、ウルトラマンシリーズファンの皆様におかれましては、今後とも変わらぬご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」とコメントした。

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