神木隆之介、初めての恋人は有村架純!百田尚樹氏原作映画で本格ラブストーリー初挑戦

スポーツ報知
本格ラブストーリーに初挑戦する主演の神木隆之介(右)と、ヒロインの有村架純。神木とは初の恋人役を演じる

 俳優の神木隆之介(24)が映画「フォルトゥナの瞳」(来年公開、三木孝浩監督)に主演し、本格ラブストーリーに初挑戦することが6日、分かった。

 映画も話題になった小説「永遠の0」「海賊とよばれた男」の作家・百田尚樹氏(62)の同名小説が原作。「死を目前にした人間が透けて見える」という不思議な能力を持つ男の切ないラブストーリー。「フォルトゥナ」とはローマ神話の運命の女神を指す。恋人役は有村架純(25)が演じる。

 「桐島、部活やめるってよ」「バクマン。」など多数の映画に出演してきた神木だが、本格ラブストーリーは意外にも初めて。すでに原作を読んでいたといい「(映画の)お話をいただいた時は運命のようなものを感じました」と告白。「慎一郎(役名)がどのような道を選択し、運命に向かっていくのか、1人の男として大切なことを教えてもらった気がする。精いっぱい演じたいと思います」と気合十分だ。

 ヒロインの有村は、神木とは昨年公開の映画「3月のライオン」など4度目の共演になる。「3月―」では義理の姉弟を演じたが、初の恋人役に「過去にご一緒した取材で『神木さんのラブストーリーが見てみたい』と答えたものが、まさか、自分自身が相手役で実現するとは。驚いています」。慎一郎の心の支えになりながらも、死に導かれていく複雑な役どころで「出会った2人が本能的にひかれあっていくさまをほほ笑ましく、幸せに、この関係が壊れないでほしい―と思っていただけるように、一つ一つの描写を大切にしていきたい」と話した。

 ◆三木監督、愛の物語紡ぐ

 メガホンをとるのは、「ソラニン」「僕等がいた」など恋愛映画に定評がある三木監督。今作については「ファンタジーであり、サスペンススリラーの要素もあるこの物語ですが、根底に流れているのは愛の在り方を求めてさまよう、切ないラブストーリー。はかなくも美しい愛の物語を、丁寧に紡いでいきたい」とコメントを寄せた。

 ◆「フォルトゥナの瞳」 幼少期の飛行機事故で家族を失い、生き残った青年・慎一郎(神木)。友人も作らず孤独に生きてきたが、ある日、「死を目前にした人間が透けて見える」という不思議な能力に気付く。そんな折、偶然入った携帯ショップで女性店員・葵(有村)と出会う。互いにひかれ合い、幸せな生活を送るさなか、葵の体が透け始めてしまう。

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