読売テレビ「す・またん!」に4月新加入の野村明大氏は“二刀流”キャスター!

2018年5月16日10時0分  スポーツ報知
  • ハイブリッドパワーで「す・またん!」を進行する読売テレビ・野村明大キャスター

 読売テレビ・野村明大(めいだい)氏(45)が、同局の情報番組「朝生ワイド す・またん!」(月~金曜・前5時8分)のレギュラーとして4月に新加入した。月~水曜のニュース解説を、辛坊治郎氏(62)に代わって担当している。「自由にいろんなことをしゃべらせてもらえる、良い意味で特異な番組」で才気を放つ“新・朝の顔”は、報道記者の情報収集力とアナウンサーの伝達力を兼ね備えた二刀流キャスターだ。(筒井 政也)

 スマートなイメージで、関西の朝に新しい風を吹き込んでいる。辛坊氏が木・金曜日のみの出演となり、大役を任されて1か月半が経過。4年半、「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・後1時55分)でプロデューサー兼ニュース解説者として活躍したバランス能力で順応している。

 多彩な現場を渡り歩いた“マルチプレーヤー”だ。1996年の入社時から11年、アナウンサーとして活躍した。東大からテレビの総合職を志し、キー局で内定を得たが、声の良さを買われて飛び込んだのが地元の読売テレビ。「いろんな現場に出演者として立つのは得難い経験。特にスポーツ実況で、違和感なくしゃべり続けるスキルは大きかった」。阪神戦中継では、野村克也監督(99~01年)、星野仙一監督(02、03年)ら癖の強い名将を追い、取材のノウハウも習得した。

 07年に転身した報道局でも、一筋縄ではいかない取材対象者がいた。大阪府知事、市長時代の橋下徹氏(48)だ。「あんなに頭が良く、弁の立つ人は見たことがない。番記者の4年半で、囲み取材は1000回ほどあったと思いますが、ここで『質問力』が鍛えられた」。縁に恵まれ、自分の立ち位置を見つけた。

 「現場の取材で夜討ち朝駆けして、しゃべれる人は珍しいと思う。両方でキャリアを積ませてもらったのは武器」。まさに米大リーグ・大谷翔平選手(23)を思わせる二刀流だ。「比べるのは失礼」と丁寧に断った上で「スケールは小さいけど、うちの会社では開拓者で。両方(取材+アナウンス)は負担が大きく『どちらか一本に絞った方が…』と言われないように、と考えてやってきた部分はありますね」。

 そんな総合力に、辛坊氏や、ミヤネ屋のMC・宮根誠司アナ(55)から学んだ“番組回し術”が加われば鬼に金棒だ。「『どこを向いてしゃべってるんだ』と思われることが多い時代。関西ならではの制約のないエリアを、辛坊さんが開拓してくれた。『ここまではOK』と崩す基準を設定してくれたので、楽ですね」と感謝した。

 周囲からは「真面目」とよく言われる。「ちゃんとして見えるようで、少し崩すだけで『実は面白い人なんですね』と言っていただくことが多い。逆に、面白い事を話しても、期待されていないからスルーされることも(笑い)。求められているのは、ニュースをしっかり分かりやすく伝えて、ということなのでしょうね」。

 それでも、タッグを組む森たけしアナ(58)が「まだまだ面白くなる素質がある」と期待するように、ハンドルの“遊び”の部分も増えるはず。「歴史で例えると、辛坊さんは江戸幕府の徳川家康のような存在。僕は(第2代将軍の)秀忠ぐらいは頑張って、次の3代目につなげる。それぐらいの気持ちでやった方がいいかな。欲張らず、構えずに」。肩の力を抜いて、朝の“激戦区”を戦う。

 ◆野村 明大(のむら・めいだい)大阪府出身。45歳。東京大学経済学部卒業後、1996年に読売テレビにアナウンサーとして入社。「ズームイン! 朝!」やスポーツ実況などを担当。2007年から報道局で、大阪府市政担当キャップや神戸支局長などを歴任。13年から「情報ライブ ミヤネ屋」にプロデューサーの傍ら、ニュース解説で出演した。

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