元フジ寺田理恵子アナ、岸井成格さんの“オカルト”な一面明かす「生体離脱できると…」

スポーツ報知
寺田理恵子

 元フジテレビアナで現在フリーの寺田理恵子アナ(56)が15日、自身のブログを更新。15日午前3時35分、肺腺がんのため東京都の自宅で死去したTBSの報道番組「NEWS23」でアンカーを務めた毎日新聞社特別編集委員の岸井成格(きしい・しげただ)さん(享年73)を追悼した。

 寺田アナは「26年前、TBS『ビッグモーニング』のレギュラーコメンテイターで、大変お世話になりました。岸井さんからは、打合せの時から社会のモノの見方や、マスコミの取り上げ方、色々なことを教えて頂きました」と回想。「特に印象に残っているのは、少子化問題を取り上げる際に、注意されたことです」と明かした。

 打ち合わせで寺田アナが「少子化だけど、こどもを産む・産まないは個人の問題ではないですか?」と発言したところ、岸井さんから「寺田さん、このままDINKS(子どもを持たない夫婦)が増えると、将来この日本は滅びるんだよ。出産は個人の問題ではないんだよ」と諭されたという。「当時、私は子育てと仕事の両立にへとへとになっていた時。そして、DINKSと言う言葉が生まれていた頃キャスターとして、個人の感情で発言せず、社会全体を見ることの重要性を教えて頂きました」と振り返った。

 また「政治経済の話だけでなく、お茶目な部分もあり、印象に残っているのは生体離脱の話」とつづり、「岸井さんは、『生体離脱ができる』とおっしゃったのです。魂が抜けだして、俯瞰的に自分を見ることができるというのです。オカルト的な話を面白おかしく話す岸井さんが、私にとってすごく新鮮でした」と記述。

 「『私もやってみたい』と言ったら、『戻れなくなったら大変だから、やめなさい』と、真剣に私にストップをかけてくれました」と明かし、「岸井さん、まだこの世にいらっしゃって、どこかで世の中を俯瞰していらっしゃるのでしょうね…。心より、ご冥福をお祈り申し上げます」と結んだ。

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