星由里子さん、急死 3月には元気に映画撮影も…

2018年5月19日6時0分  スポーツ報知
  • 星由里子さん

 映画「若大将シリーズ」のヒロイン・澄子役で親しまれた女優の星由里子さん(本名・清水由里子)が心房細動及び肺がんのため、16日午後11時5分、京都市内の病院で亡くなった。74歳。18日、所属事務所が発表した。葬儀は身内で営み、後日「お別れの会」を開く。

 3月に新作映画の撮影に参加し、元気だった星さん。4月下旬から今月頭にかけ、不整脈の症状が出たため検査を受けると、X線で水がたまっていた肺に影があり、がんが深刻な状態であることが分かった。16日は、入院治療を続けていた病院で今後の治療法などについて話し合った日。その夜に「容体が急変した、としか言いようがない」と、関係者は急死に動揺を隠せない。

 昨秋、長年痛みに悩まされてきた左足外反母趾(ぼし)を手術した。高いヒールの靴を履き続けた女優の“職業病”。手術に踏み切ったのも少しでも治し、女優活動を続けるためだった。

 星さんは「東宝シンデレラ」の出発点ともいうべき「ミス・シンデレラ娘」の第1回優勝者。当時を知る関係者は「星さんの活躍があったから沢口靖子らが後に続くことができた。星さんなしに東宝シンデレラの成功はなかった」と明かす。以後、華やかさと清楚(せいそ)さを併せ持つ東宝の看板女優として活躍。「若大将」シリーズの澄子役は星の代名詞となった。

 私生活では子どもはいなかったが、結婚は3度。1969年実業家・横井英樹氏の長男、75年には名脚本家で知られた花登筺(はなと・こばこ)さんと再婚し、83年死別。90年、会社役員だった男性と再々婚し、京都に住んでいた。事務所関係者は「性格は江戸っ子気質。何事にも筋を通さないと気の済まないような、きっちりした人でした」と振り返った。

 ◆星 由里子(ほし・ゆりこ)本名・清水由里子。1943年12月6日、東京都生まれ。58年、東宝が募集した「ミス・シンデレラ娘」に選ばれ芸能界入りし、翌年に映画「すずかけの散歩道」でデビュー。浜美枝、田村奈巳とともに「東宝スリーペット」と呼ばれた。若大将シリーズのほか、64年の映画「モスラ対ゴジラ」など特撮映画にも出演。80年ドラマ「ぬかるみの女」、02年舞台「佐渡島他吉の生涯」のおとら役で菊田一夫演劇賞。

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