デヴィ夫人、元経理担当の横領事件の公判を傍聴「ふて腐れて目を合わせようともしなかった」

スポーツ報知
公判後、取材に答えるデヴィ夫人

 タレントのデヴィ夫人(78)が代表を務める芸能事務所「オフィス・デヴィ・スカルノ」(東京都渋谷区)の運営費を横領したとして、業務上横領の罪に問われている元経理担当で無職の辻村秀一郎被告の第3回公判が22日、東京地裁(大川隆男裁判官)で開かれた。

 第3回公判では事務所名義の預金口座から合計1105万2000円を着服したとされる追起訴分の罪状認否が行われ、辻村被告は罪を認めた。

 1月の初公判では合計416万円、3月の第2回公判では523万円の着服したとの罪状認否が行われ、辻村被告はいずれも認めている。

 3回続けて公判を傍聴したデヴィ夫人は、地裁前で取材に応じ「(辻村被告は)ふて腐れていた。目を合わせようともしなかった」と印象を話した。

 辻村被告の横領は2016年9月にデヴィ夫人が顧問税理士と資産運用の打ち合わせをした時に発覚。17年10月に逮捕された。デヴィ夫人は辻村被告の着服行為は5年半の間に288回で、被害総額は約2億6800万円に及ぶとしている。

 デヴィ夫人は、辻村被告が交際していた女性にも着服金が送金されていると主張。相手は「うどん店勤務の中国人の女性」だという。

 「彼女がどういう生活ぶりをしているか。北京にどれだけ頻繁に帰っているのか。彼女が北京でお家でも買っていたら調べて欲しい。絶対に共犯だと思っている。彼女も逮捕して欲しい」とまくしたて「横領されたのは私だけのお金ではなく、スタッフたちの努力のたまもの。そんな簡単に愛人のところに送るのは許せない」と訴えた。

 次回公判は7月13日に開かれる。

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