渡辺美里、13年ぶり真夏の西武Dで歌う!8・4西武―日本ハム戦で国歌独唱

スポーツ報知
13年ぶりに西武球場で歌うことが決まった渡辺美里(05年の最後の同球場公演から)

 歌手の渡辺美里(51)が、13年ぶりに西武球場(現メットライフドーム)で歌声を響かせることが22日、分かった。8月4日の西武―日本ハム戦で国歌独唱を務める。1986年に女性歌手で初のスタジアム公演を行い、05年まで20年連続で同所でライブを開催してきた。「西武球場は自分のライブの原点。初めて立った気持ちを大事に、歌わせていただきたい」と“聖地”に思いをはせた。

 この13年間、一度も足を踏み入れることはなかった。「行きたいなとは思っていたけど、こういうことって巡り巡ってくるんだな。ずっとやらせてもらえていたことのありがたみを、改めて、この13年で感じているし、積み重ねてきた時があるから、ここに呼んでもらったのかな」。13年前と同じ夏の大役に「グッとさらにギアが入る感じ」と心躍らせた。同所での国歌独唱は98年の日本シリーズ(西武―横浜)第3戦以来20年ぶりとなる。

 西武ライオンズは今年、所沢移転40周年を迎え、10年ぶりのリーグ優勝に向けて首位を快走している。美里は常勝時代を間近で見てきた。スタジアムライブをしていた20年間で5連覇を含むリーグ優勝12回(日本一は7回)。その黄金期を支えた辻発彦監督がチームを率い、松井稼頭央選手が15年ぶりに復帰した。「私が始球式をやらせてもらったとき(96年)、ファーム(2軍)から上がってきたばかりの稼頭央選手が『握手してください』って来てくれた」と懐かしんだ。

 西武は過去10周年の88年、20周年の98年、30周年の08年はすべて優勝してきた。今年も機運が高まる。当日は、ライブ開催時に運行していた「MISATOトレイン」も一日限りの復活を果たす。「夏には、もっと押せ押せムードになっている頃でしょうから。当日、どんな心境になるのか、本当に楽しみ」。常勝時代の象徴だった西武球場の女王が、パワフルな歌声でチームを後押しする。

 ◆88年アルバム・リマスター盤23日発売

 美里は、1988年5月28日に発売したアルバム「ribbon」のリマスター盤を23日に発売する。同作には「センチメンタル カンガルー」「恋したっていいじゃない」「悲しいね」「10years」など代表曲が収録され、ミリオンヒットを記録した。今年、発売から30周年で「来年は元号が変わる。昭和から平成で、ちょうど次の節目。こういうことも巡り合わせなのかなと思う」と時の流れをかみ締めた。

芸能

×