関西記者クラブ賞受賞の将棋・菅井竜也王位「正直、藤井クンには負けたくない」

スポーツ報知
授賞式に出席した囲碁・井山悠太七冠(左)と将棋・菅井竜也王位

 昨年度、目覚ましい活躍を見せた囲碁・将棋界の関西所属棋士に贈られる「第26回関西囲碁将棋記者クラブ賞」の授賞式が25日、大阪・関西将棋会館で行われ、囲碁の井山裕太七冠(29)、将棋の菅井竜也王位(26)が出席した。

 井山七冠は昨年の名人戦でタイトルを奪還し、囲碁将棋界初の七冠復帰を果たして、今年2月には国民栄誉賞を受賞した。7年連続11度目の受賞に「関西の棋士にとって大きな名誉。光栄です」と、あいさつ。特別賞を受賞した藤井聡太七段(15)の躍進で将棋界に熱視線が集まっており、「将棋界に少しでもあやかって、(囲碁界も)盛り上げていく意識が必要かなと思います」と話した。

 初受賞の菅井王位は、昨年8月、平成生まれでは初のタイトルホルダーに。「王位を取って、将棋界の顔という自覚を持ってきたつもり。素晴らしい将棋を一局でも残していきたい」と喜んだ。段位は現在、七段。昇段規定が改定され、タイトル2期で八段に昇段するが、「防衛は簡単なことではないですが、それに向けて少しでも頑張りたい」と話す一方、「正直、藤井クンには負けないように、という思いが強いです」と同じ七段に上りつめた関西所属の天才児を意識した。

 また、特別賞を受賞した藤井七段は学業のため欠席。「この度の受賞につきまして、心より感謝申し上げます。よい将棋が指せるよう一層精進していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます」とコメントを寄せた。

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