ディーン・フジオカ、インドネシア語で舞台あいさつ

スポーツ報知
初日舞台あいさつを行った(左から)深田晃司監督、鶴田真由、ディーン・フジオカ、太賀、セカール・サリ、阿部純子

 俳優のディーン・フジオカ(38)が26日、東京・テアトル新宿で日仏インドネシア合作の主演映画「海を駆ける」(深田晃司監督)の初日舞台あいさつを行った。

 国籍、宗教を超えて育まれる若者たちの友情などを描いたファンタジー作品。大震災による津波で、壊滅的な被害を受けたインドネシア・スマトラ島のバンダ・アチェで全編ロケが行われた。

 ディーンは正体不明の謎の男役。それぞれの役の言語であいさつをすることになり、インドネシア語で「今日は、ここで皆さんに会えてうれしく思います。ありがとうございます」と喜びを表現した。

 撮影時のエピソードを聞かれ、「インド洋で海に向かって走って行くと、周りが全部海。今思っても不思議な景色、体験でした。頭から海に突っ込むことをやったんですが、耳や鼻に水が全部入って衝撃でしたね。鼻から塩水を入れるのって耳鼻科であるじゃないですか。結構スッキリしましたね」と照れ笑い。「見た人それぞれの価値観や人生観が問われる作品だと思います。違う意見がエクスチェンジされる、そんなきっかけになる映画だと思います。日本、インドネシア、中華圏、フランスのみならず、この作品が海を越えて駆けていけるよう、応援をお願いします」と力強く語った。

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