郷ひろみ「僕は秀樹のことを兄貴と思っていました。そう思って、ずっと歌を歌い続けていきたい」

スポーツ報知
故西城秀樹さんの葬儀・告別式で焼香し手を合わせる郷ひろみ(代表撮影)

 16日に急性心不全のため死去した歌手の西城秀樹(さいじょう・ひでき、本名・木本龍雄=きもと・たつお)さん(享年63)の葬儀・告別式が26日、東京・青山葬儀所で営まれた。西城さんとともに「新御三家」と呼ばれ親しまれた歌手の野口五郎(62)、郷ひろみ(62)が弔辞を読み上げ涙。1万人以上のファンが集まり「ヒデキ!」コールで見送った。

 新御三家の“末っ子”として弔辞に立った郷ひろみは「これが、僕から秀樹に送る、最初で最後の手紙になります」と言葉を紡いだ。

 手元に原稿はない。一言一句をかみしめるように10分以上、西城さんへの思いを語った。「僕の中では、2人のことをライバルと思ったことは一度もなく、同じ世代を駆け抜けていく同志という思いでした。人は頑張れば、努力すれば、必ずかなうんだと教えてくれたのは2人の存在です」と、盟友の存在を刺激に変えてきたからこそ、現在の郷があると明かした。

 「僕は秀樹のことを兄貴と思っていました。最初にデビューした五郎が長男で、秀樹が次男、僕が三男。これからも、秀樹の背中を見て、心の中でそう思って、ずっと歌を歌い続けていきたい」と郷。弔辞を読み終えると、涙をぬぐいながら27日に開幕する全国ツアーのリハーサルのため、神奈川・横須賀へ急いだ。

芸能

×