OSKトップスター・高世麻央が大阪サヨナラ公演千秋楽で涙「泣かないようにと頑張ったけど…」

スポーツ報知
サヨナラショーでバラの花束を手にして、劇団員に囲まれるOSK日本歌劇団トップスター・高世麻央(中央)

 OSK日本歌劇団公演「レビュー 春のおどり」が27日、大阪・なんば道頓堀の大阪松竹座で千秋楽を迎え、7月に退団するトップスター・高世麻央(たかせ・まお)がサヨナラショーを行った。創立96周年を誇るOSK誕生の地・大阪松竹座でのラストステージで、ファンに「この一瞬一瞬、生涯忘れることはありません」と、あいさつした。

 サヨナラショーでは、2003年にOSKがいったん解散し、存続を嘆願する署名活動を行ったつらい思い出も胸に去来して、思わず涙。「本当にたくさんのお力のおかげで、劇団員は52人にまで増えました」と感謝し、「自分の人生の中でOSKと出会えたことは宝物。これから100周年に向けて大きく羽ばたくOSKを温かく見守り続けて下さい」と頭を下げた。

 劇団員もステージに集うと、涙の理由について「思っていた以上に感動してしまいました。頑張って泣かないように、と思ったんですが、やっぱりダメでした。うん…」。劇団員に「ボーナストラックを」と追加曲をリクエストされ、OSKのテーマ曲「桜咲く国」をアカペラでお披露目して盛り上がる場面もあった。

 終演後は劇場の玄関で花のアーチをくぐり「OSKは最高! 麻央さま最高! お疲れ様でした」とファンの声援を浴びると「OSKは本当に最高なところです。皆様も最高ですっ!」。劇場前限定の“道頓堀パレード”で笑顔を振りまいた。

 高世は東京・新橋演舞場公演「レビュー 夏のおどり」(7月5~9日)の千秋楽をもって、1996年から22年間在団したOSKに別れを告げる。

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