東大卒のピアニスト・園田涼のオーケストラが初アルバム「ミケランジェロ」発売

スポーツ報知
「ソノダオーケストラ」を結成した園田涼

 灘高、東大卒の異色のピアニスト・園田涼(31)が結成した13人組ポップスオーケストラ「ソノダオーケストラ」が6月20日に初アルバム「ミケランジェロ」を発売する。

 園田は十二分過ぎる秀才だが、灘高時代に成績トップ層の同級生の圧倒的な学力を見せつけられ「自分には音楽しかない」と決意。きっちり東大文科3類(文学部)に進んだ後、在学中にシンセサイザー・コンテストで全国1位を獲得し、プロ活動を開始した多才の持ち主。2010年にインストゥルメンタルバンド「ソノダバンド」を結成しメジャーデビュー、国内外でライブを行ったが、14年に解散し、ソロ活動を行っていた。

 昨年10月、ピアノ、フルート、オーボエ、サックス、ホルン、トランペット、バイオリン、ビオラ、チェロ、ギター、ベース、ドラムの構成によるオーケストラを結成。このほど本格的に始動することになった。

 アルバムには全8曲を収録。タイトル曲でもある「ミケランジェロ」は6月19日に東京・国立西洋美術館で開幕する展覧会「ミケランジェロと理想の身体」(9月24日まで)の目玉作品となる彫刻「ダヴィデ=アポロ」のイメージソングに決定。ボーカルを中川晃教が担当し、作家の江國香織さんが作詞を手がけた。

 園田は「ソノダバンド時代に培ったバンドマンとしての熱と、その後の活動で味わったたくさんの素晴らしい音楽経験。そして何よりエネルギー溢れる13人の鳴らす楽器の音で、どんな音楽も、どんな世界も描ける気がしています。描いてやる、と思っています」とやる気をみなぎらせている。

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