藤井聡太七段、昇段後の初戦始まる…“ワイルド系”中村亮介六段戦

スポーツ報知
中村亮介六段(左)との棋王戦8組決勝で、初手を指す藤井聡太七段

 将棋の藤井聡太七段(15)と中村亮介六段(32)による第44期棋王戦予選8組決勝が1日午前10時、大阪市福島区の関西将棋会館で始まった。

 振り駒で藤井七段が先手となり、飛車先の歩を突くと、後手の中村六段は角道を開けた。

 藤井七段は先月18日の竜王戦5組ランキング戦準決勝で「六段昇段後の竜王戦ランキング戦連続昇級」の規定をクリアしたため、史上最年少(15歳9か月)、史上最速(プロ入り1年7か月)の七段に昇段してから初の対局。長い茶髪をピンクのゴムで束ね、ひげをたくわえた、ワイルドなルックスの個性派・中村六段と盤を挟んで向き合った。初手を指す前にはお茶で一服するなど、普段通りのルーティーンで臨んだ。

 勝者は、渡辺明棋王(34)への挑戦者を決めるトーナメントに進出し、初戦となる2回戦(1回戦はシード)では菅井竜也王位(26)と対戦する。持ち時間は各4時間。夜に終局する見込み。

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