藤井聡太七段が今年度負けなしの7連勝…竜王戦2期連続の決勝T出場

スポーツ報知
石田直裕五段(左)との竜王戦5組ランキング戦決勝の終局後、感想戦を行う藤井聡太七段

 将棋の史上最年少棋士・藤井聡太七段(15)が5日、大阪・関西将棋会館での第31期竜王戦5組ランキング戦決勝で、先手の石田直裕五段(29)を96手で下し、2期連続の決勝トーナメント出場権を獲得した。優勝賞金155万円も手にした。

 七段昇段後初対局だった1日の棋王戦予選でも2期連続の本戦出場を決めており、悲願のタイトルへ向けての重要な局面を連続突破。今年度負けなしの7連勝とした。公式戦通算記録は78勝12敗。

 藤井七段は今年2月、いずれも最年少15歳6か月で五、六段に連続昇段。5月にはこちらも最年少記録15歳9か月で七段になった。八段昇進条件は従来の「〈1〉七段昇段後公式戦190勝」「〈2〉順位戦A級昇級」「〈3〉竜王位1期獲得」に「〈4〉タイトル2期獲得」が新たに加わったが、年内に羽生善治竜王(47)を破って〈3〉をクリアするのが最速ルート。加藤一二三・九段(78)が持つ18歳3か月での最年少八段記録更新を目指し、夢の切符を再び手に入れた。

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