福山雅治、夏の甲子園のＮＨＫテーマ曲を担当「『青春の輝き』を音楽で表現したい」

　ＮＨＫ大阪放送局は７日、今年で第１００回の記念大会となる全国高校野球選手権大会の中継テーマソングに、俳優で歌手の福山雅治（４９）を起用すると発表した。

　ＮＨＫが高校野球のテーマ曲を設定するのは初めて。オファーを受けた福山は「大変驚きました。と同時に大変光栄でございます」とコメントを寄せた。

　同局は、高校野球中継で大切にしている「ふるさとを思う心」「仲間を思う心」などが、福山の世界観と重なる部分があり、幅広い世代に支持されているアーティストとして楽曲作成を依頼し、快諾された。

　福山は現在、楽曲を作成中で、７月上旬ごろに発表される見通し。楽曲は試合のハイライトやふるさと紹介のＶＴＲのＢＧＭや、中継のエンドテーマなどで使用。同局担当者は「来年以降も使用する。長く歌い継がれる曲になれば」と期待を寄せている。

　福山は「子供の頃からテレビ観戦していた伝統ある甲子園に、野球のイメージとはおおよそかけ離れている僕が、音楽で参加させていただけるとは夢にも思っていませんでした」。

　小学生時代はソフトボール、中学生時代はブラスバンドに打ち込んでいるだけに「甲子園という場所は、グラウンドもアルプススタンドも、憧れの全てが詰まっている場所」と特別な思いがあるようで「いつまでも忘れられない、大人になってもずっと心の中で抱き続けている『青春の輝き』を感じさせてくれる甲子園を、僕なりの音楽で表現できるよう頑張ります」と意気込んだ。