舘ひろし、終わらない秘訣は「女好き。犬も猫も雌しか見ない」…主演映画「終わった人」初日あいさつ

スポーツ報知
映画「終わった人」の初日舞台挨拶に出席した(左から)黒木瞳、舘ひろし、広末涼子

 俳優・舘ひろし(68)が9日、東京・丸の内TOEIで行われた主演映画「終わった人」(中田秀夫監督)の初日舞台あいさつに出席した。

 出世コースから外れ、子会社で定年を迎えた男の第2の人生の哀歓を描いたロマンティックコメディ。役柄とは裏腹に今も現役バリバリ感を放つ舘は「終わらない秘訣」を問われると「日々、何をしているかと言いますと…女好き。いつも女の人を見ています。犬も猫も雌しか見ないくらいだと…終わらない」とジョークをかましつつ「何かやるべきことを見つけると、終わらないということでしょう。定年は人生の通過点。定年から新しいことが始まります」と年齢層高めの客席にエールを送った。

 妻役の黒木瞳(57)は、“終わらない美貌”について「いちばん気をつけているのはカカトです。向田邦子さん原作の『阿修羅のごとく』という映画に出た時に『カカトには女をやめることが出る』というシーンがあって、気をつけるようにしています」と語りつつ、客席の男性たちに「元気じゃないとね。心も体も元気に、前を向いて歩いていってください」と呼び掛けた。

 主人公が思いを寄せる女性を演じている広末涼子(37)は、アイドル時代と変わらない透明感のある笑顔を見せつつ「黒木さんの腕は鍛えすぎてムキュッともしてないし、たるんでもいない。努力しないでこんな腕であるわけがないので、お2人の年齢になるまでにリサーチしたいです」と謙遜していた。

 ◆「終わった人」 東大卒のエリート銀行員・田代壮介(舘ひろし)は出世コースを外れ、出向した子会社で定年の日を迎えた。美容院で忙しく働く妻・千草(黒木瞳)からは距離を置かれ、娘の道子(臼田あさ美)からは「恋でもしたら?」とからかわれる。ところが、同郷の久里(広末涼子)と出会って想いを寄せ、IT社長の鈴木(今井翼)から勧誘を受けて人生は大きく変わろうとしていた―。内館牧子氏のロングセラー同名小説を映画化。125分。

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