日大アメフト部OBが「バイキング」で激白「まだこの事件は終わっていない」 

スポーツ報知
坂上忍

 11日放送のフジテレビ系「バイキング」(月~金曜・後11時55分)では、アメフト部の悪質な反則問題に揺れる日大アメフト部について特集した。

 同校アメフト部OB50代のA氏、B氏と30代のC氏の3人が番組の取材に応じ、一連の問題で除名処分となった内田正人前監督(62)や後輩の現役選手について語った。

 内田前監督によって分裂してしまったというOB会は「今回のことで当初OB会が全く動いていなかったが、“有志会”を作りまして(現役の)学生をどうにかしてあげたい。来週、有志と元のOBが今回はくっついて、年齢も上から下まで来ると思うが、OB会が少しでも力を出せるのであればということで集まって話すことになっています」と明かした。

 また、C氏は日大アメフト部の現状に「学生が宙ぶらりんの状態。そういったものを前に進めてあげる役割は監督、コーチ、学校側の人が本来はやるべきだが、見て頂いた通り無責任な方たちが多いので、我先に辞任して僕は関係ありませんという状態」と母校の対応を嘆いた。

 そして「秋のリーグ戦は4年生最後ですから、出させてあげたい。4年生が出られないってことは今の3年生も日本一を目指すことが不可能なので、練習が一日も早くできるようにしてあげたい」と訴えた。

 また、番組の取材を受けた理由について「内田前監督が保健体育審議会の事務局長と人事権を持っているという部分をまだ手放していない。理事は辞めているし、監督・コーチも辞めているからもういいでしょうみたいな(感じ)。それって関東学連が出している答えに足りないこと。その部分をうやむやにさせられるのが一番まずい。学生のためにならない」と指摘。「まだこの事件は終わっていなことを、メディアの力を借りても何とかしなければいけないという危機感」と赤裸々に語った。

 番組MCの坂上忍(51)は「よくぞここまで話して下さいました」と日大OBの訴えに聞き入っていた。

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