椎名桔平が俳優の道に進む決断をした、明石家さんまのアシスト

スポーツ報知
椎名桔平

 俳優の椎名桔平(53)が、14日に放送された日本テレビ系バラエティー「衝撃アノ人に会ってみた!」(後9時)にビデオ出演。俳優の道を決意した理由に、明石家さんま(62)の“アシスト”があったことを挙げ、さんまに感謝した。

 椎名がアシストを受けたというのは、30年前に国立競技場で行われたサッカー大会の前座で行われた、芸能人チーム「ザ・ミイラ」の試合。この試合で椎名は、さんまが右サイドから上げたセンタリングに合わせジャンピングボレー。鮮やかなゴールを決めた。

 当時、俳優を目指すもほとんど仕事のない大学生だった椎名。そんな時にテレビで目にしたのが「ザ・ミイラ」の試合だったという。「さんまさんがグラウンドに出て、手を振るだけで4万人(の観客)が揺れる」。小学生時代からサッカーに親しみ、三重・上野高校時代には全国大会にも出場したこともある椎名は、得意なサッカーを武器に「まずはテレビに出て(自分を)知ってもらうことだ」と考えたという。

 しかし「ただの大学生だったので、(試合に出る)とっかかりがない」。そこでサッカー協会に直談判する驚きの行動に出て、結果的に「ザ・ミイラ」加入をつかんだ。当時の様子を「あの感触、残っています。さんまさんからのボールが来て、それに合わせてこう」と細かく再現して見せ、「あれで(迷いが)吹っ切れた。俳優の道を突き進む大きなきっかけとなったワンプレー。本当に思い出に残るシュートだった」と、文字通りの人生の“アシスト”に感謝した。

 あの時、記念にとライターを交換したそうで、さんまの名前が入ったジッポーライターを手に椎名は「交換したぼくの赤い100円ライター、使っていますか」と笑わせた。「宝物だと思って、これからも大事にしていきたいです」と語ると、スタジオのさんまは「よく覚えています。素人が国立競技場で決められる(すごいこと)」と、その実力をたたえ当時を懐かしがった。

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