上方の外国人芸人が繁昌亭の「英語公演」をPR! 大阪北部地震には「めっちゃ怖かった」

スポーツ報知
PR会見に出席した(左から)桂福龍、旭堂南春、桂かい枝

 上方落語家の桂かい枝(49)が21日、カナダ出身の落語家・桂福龍(40)、アメリカ出身の講談師・旭堂南春(きょくどう・なんしゅん、年齢非公表)の外国人芸人を引き連れ、大阪市内で、「夏休み! 英語落語会2018」(8月4日、大阪・天満天神繁昌亭)のPR会見を行った。

 2007年に始まった恒例企画で、落語のほか、講談、太神楽(だいかぐら)をすべて英語で演じる公演。学校での寄席など英語落語の活動に精力的に取り組んでいるかい枝は「お玉牛」の英語版でトリを務め、「落語という気さくな芸を英語で共有していただき、外国人にも英語が好きな方にも楽しんでもらえたら」とPRした。

 カナダ・ウィニペーグから来日して17年目で、マジシャンから転向して16年に桂福団治(77)に入門した福龍は「七度狐(しちどぎつね)」をネタおろしする。「『落語は古くて面白くない』という日本の若い人に、面白いから400年の歴史があると伝えたい」と意欲的だ。

 米アトランタ出身で、07年から日本に住み、13年に旭堂南陵(68)に弟子入りした南春は上方初の女性講談師。「坂本龍馬と勝海舟」を披露する。「日本の歴史が好きなので、講談師になれば学べると思った」といい「講談はウソだけじゃなくて本当のストーリーもありますが、(NHK大河ドラマの)『西郷どん』はウソばっかりでビックリです」と苦笑した。

 福龍、南春ともに、18日に発生した大阪北部地震にはかなりの恐怖を感じた様子。豊中市在住の福龍は「ウィニペーグは北アメリカの真ん中で地震がない。めっちゃ怖かった。近所の『ジャパン』(ディスカウントストア)には行列ができていて、最後に残っていた水が買えた」。南春は地震発生当日、外国人観光客向けの仕事があり「17キロ歩いて行きました。余震が心配でしたが、(観光客に)『大丈夫だよ』と話すと、少し安心してくれたようです」と振り返った。

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