小倉智昭氏が苦言 避難指示のアナウンスは「もっと危機感迫る放送と音を…」

スポーツ報知
小倉智昭キャスター

 11日に放送されたフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)は、西日本豪雨での各地の被害、避難勧告や避難指示が出された状況などについて特集した。

 甚大な被害が出た倉敷市真備町で深夜に避難指示が出た後も自宅にいた父親が、翌日、1時間で1メートル以上水位が上昇するなか、息子に説得されて避難する生々しい映像を紹介。離島の松山市怒和町では土石流が発生した後に避難指示が出され、幼い姉妹と母親が犠牲になったことも伝えられた。

 MCの小倉智昭キャスター(71)は「避難指示と言っても『勧告』と『指示』とどっちが強いのか、いまだにわからない人がいるんですよ。『避難命令』とかにした方がわかりやすいですよね」と提案。「フジテレビの下に水陸両用のバスが止まってるじゃないですか。ああいうものを大量に用意しておけば何かあった時に絶対強いですよ」と自治体での水陸両用バスの配備も勧めた。

 また、避難指示などを知らせる防災放送についても「言葉だとか声だとか、同じトーンだと危機感が同じになっちゃうんですよ。各地に行政のスピーカーがあってサイレンが鳴ったりするのはいいんですよ、その間に流れるアナウンスが同じなんですよ」と苦言。落ち着いた抑揚のない声での防災アナウンスを真似してから、「もっと危機感迫るような放送とか音とかをやっぱり出した方がいいと思うけどね」と、アナウンサーらしい視点で指摘した。

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