サザン、新アルバム収益の一部を被災地に寄付 広がる支援の輪

スポーツ報知
西日本豪雨の被災地支援を行うサザンオールスターズの(左から)野沢秀行、関口和之、桑田佳祐、松田弘、原由子

 デビュー40周年を迎えた国民的バンド・サザンオールスターズが2枚組みの企画アルバム「海のOh,Yeah!」(海のオヤー、8月1日発売)の収益の一部を、西日本豪雨の被災地支援のために寄付することを21日、公式ホームページで発表した。

 サザンは、スタッフ一同との連名で「昨今、東日本大震災を始めとして、数多くの自然災害が発生しています。そうした各地での被害に対して、私たちも微力ながら少しでもお役に立てないかと考え、アルバムから収益の一部を、災害時の緊急支援、復興支援のために寄付させていただくことに致しました」と思いをつづった。

 桑田佳祐(62)は、東日本大震災の際に復興支援チャリティーとしてスペシャルソング「Let’s try again」を制作した。11年9月の宮城ライブ(利府町のセキスイハイムスーパーアリーナ)と、その模様を収録したDVD作品の利益の一部を、日本赤十字社などに寄付。その後も、会場横に復興への願いを込めた3本の桜(ソメイヨシノ)を植樹したり、宮城・女川町でラジオの公開生放送を行って激励するなど、継続的な活動を続けている。

 芸能界では「X JAPAN」のYOSHIKI、人気デュオ・ゆず、人気グループ・嵐らが支援を公表。手段は違えど、その輪は日に日に広がりを見せている。サザンは「現在も災害によって、今なお避難生活を余儀なくされている皆様、復興作業に従事されている皆様の安全と、被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます」と願った。

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