二宮和也が木村拓哉との初共演の衝撃を語る「プロ野球選手と一緒に野球やってる感じ」 映画「検察側の罪人」公開前試写会で

スポーツ報知
映画『検察側の罪人』の試写会に登場した(左から)芦名星、木村拓哉、二宮和也、酒向芳

 俳優の木村拓哉(45)と嵐の二宮和也(35)が20日、都内で行われた初共演映画「検察側の罪人」(24日公開、原田眞人監督)の公開前試写会に出席した。

 2人が検事の師弟として、捜査方針を巡って対立する物語。「夏の納涼試写会」と銘打って行われたイベントでは会場に芝生が敷き詰められ、観葉植物も設置。浴衣姿の観客たちにかき氷が提供される趣向が凝らされた。

 イベントのテーマに合わせ、オープンシャツにワイドパンツの涼しげなスタイルで登場した木村は「女子の浴衣はイイですよね。この時期ならでは。涼しい格好ということで…ニノと『水着のコとかいるのかな』と(楽屋で)話してました。夏は…ふだんはTシャツにデニム、短パンって感じですよ」。植物柄のセットアップ姿の二宮は「こんなに(会場に)草木があるとは…若干かぶってしまいました」とテレ笑いを浮かべた。

 敵対関係ある人物を演じた初共演について、二宮は「木村君と一緒にできる衝撃が強すぎて。僕も皆さんと同じくらい驚いて『僕が知ってる木村拓哉ですか?』って一応確認して」とオファー時を回想。木村は「やりがいのある出演者でした。普通なら力むと思いますけど、力まず自然体で」と絶賛した。

 さらに二宮は「プロ野球選手と一緒になって野球しているような感じで。自分もうまくなった気になるんです。何やっても捕ってくれるし拾ってくれる。だから、僕は何をやってもうまくいくんです」と先輩への敬意を口にした。

 共演の芦名星(34)は「お2人とご一緒するのは私の頭の中にはなかったので衝撃で、ハフハフしてしまいました」と謎の言葉で感激を表現。シークレットゲストで登壇した酒向芳(59)は、二宮との共演シーンについて「対峙(たいじ)すれば、あとはやって下さるので身を任せるだけでした」と振り返った。

 上映前の客席に向け、木村は「女性の浴衣も男性の和装もステキなのですが、これから流れる時間はきらびやかで楽しくて甘くて、という時間ではないので、帯をきつく締め過ぎちゃったかな…という内容ですので心して受け止めてください」。二宮は「1回で分かろうとせず、2回3回と一緒に進んでいきましょう」と呼び掛けていた。

 ◇検察側の罪人 都内で発生した強盗殺人の被疑者の1人に、過去の未解決事件の重要参考人が挙がり、東京地検刑事部のエリート検事・最上(木村)は執拗(しつよう)に追いつめていく。最上を師と仰ぐ沖野(二宮)は取り調べを担当する中で次第に最上の捜査方針に疑問を抱き、互いの正義を懸けて2人が対立。その末に待ち受けていた決着とは―。雫井脩介(しずくい・しゅうすけ)氏の同名小説が原作。

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