「カーペンターズ」50周年を前に17年ぶり新アルバム世界同時発売

スポーツ報知
レコーディングで指揮をとるリチャード・カーペンター

 米兄妹デュオ「カーペンターズ」が、12月7日に17年ぶりの新アルバム「カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団」を世界同時発売することが1日、分かった。

 4歳年下の妹カレン・カーペンターさん(享年32)の透き通った歌声と、兄リチャード・カーペンター(72)のメロディーワークを武器に、1970年代に最も売れた米国のアーティストとして知られる2人。69年のデビュー後、世界で1億枚以上のレコードを売り上げ、83年、カレンさんが神経性無食欲症の合併症で亡くなった後も、今なお根強い人気を誇っている。

 日本ではマライア・キャリー、ザ・ビートルズに次いで、最も多く売れた外国アーティストの第3位に入る。国内限定で発売されたベスト盤「青春の輝き~ベスト・オブ・カーペンターズ」(95年)は300万枚超の大ヒットを記録。日本で最も売れた洋楽ベストアルバムだ。

 今作には「イエスタデイ・ワンス・モア」など歴代ヒットナンバー19曲をセレクト。オリジナルの音源に、リチャードが書き下ろしたオーケストラ・アレンジが加えられた。リチャードは、「カレンと私はポップ・ミュージックの歴史に軌跡を残し、今もなお続いていると感じている。なぜなら、カレンが色あせることのない声の持ち主だからだ」と自信を見せた。

 来年のデビュー50周年イヤーを前に、12月上旬に09年以来9年ぶりの来日も決まった。「本作のヒットを望んでいるが、新たなリスナーを開拓することにつながればと思う」と願った。

レコーディングで指揮をとるリチャード

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