NHK、紅白歌合戦のBTS不出場は「総合的判断」大物の追加出場にも含み

スポーツ報知
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 大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」(後7時15分)の出場歌手43組(特別企画1組含む)が14日、東京・渋谷の同局で発表された。

 出場が有力視されながら、原爆Tシャツ騒動で物議を醸していた韓国の男性7人組「BTS(防弾少年団)」の名前はなかった。

 今年発売されたアルバム2作がともに、米国のアルバムチャート「ビルボード200」で1位の快挙を達成するなど世界的な人気に。紅白が確実視されていたが、今月に入り、過去にメンバーが原爆がプリントされたTシャツを着用したことなどが発覚。同局は発表直前に生じた“誤算”に苦渋の決断を迫られる格好となった。

 出場歌手の選考基準は3点。〈1〉今年の活躍、〈2〉世論の支持、〈3〉番組の企画・演出に合致するか否か。BTSに当てはめれば、〈1〉は満たされており、〈3〉は制作サイド次第でクリアできる条件だった。渋谷氏はBTSの選考について「総合的に判断した」と繰り返した。

 一方、朝ドラ「まんぷく」の主題歌を歌うDREAMS COME TRUE、デビュー40周年のサザンオールスターズらの名前もなかった。渋谷氏は思わず「交渉が成立していない」とこぼし、大物の追加出場の可能性を示唆した。

 昨年も引退を発表した安室奈美恵さんと粘り強い交渉を続け、出場にこぎつけた。「平成最後の紅白」を成功させるため、今年もギリギリの交渉が続きそうだ。

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