竹下景子「クイズダービー」10年共演「このような形でお別れするとは…」篠沢教授告別式

2017年11月8日5時0分  スポーツ報知
  • 弔辞を読む竹下景子

 2009年に難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断され10月26日に死去した仏文学研究者で学習院大名誉教授の篠沢秀夫さん(享年84)の葬儀・告別式が7日、東京・護国寺で営まれ、関係者ら約250人が参列した。TBS系「クイズダービー」で篠沢教授と共演した女優の竹下景子(64)や長山藍子(76)、京大iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授(55)ら4人が弔辞をささげた。

 竹下は祭壇に飾られた篠沢教授のにこやかな遺影を見上げ、「篠沢先生、このような形でお別れするとは今でも信じられない」と話し掛けるように弔辞を読み始めた。

 篠沢教授が1977年からの出演した人気番組「クイズダービー」で10年余り共演。「本当に楽しかった。先生の迷解答ぶりは誰にもマネできないくらいユニークでした」と懐かしみ、「長山藍子さんを『マドンナ』と命名し、はらたいらさんの正解率の高さを『下品ですね』と一蹴。ご自身のことは『上品です』と。そして『愉快、愉快』の言葉で魔法のように、私たちは楽しくうれしい心持ちになりました」と振り返った。

 番組の慰安旅行の帰り道、ほろ酔い気分で「私にキスのシャワーを降らせたのを覚えてますか」と問い掛け、「今度お目にかかったら、私から両手いっぱいの花束のようなキスを贈らせてください」とユーモアを交えながらしのんだ。

 ALSと診断されてから自著を5冊出版。最後に会ったのは11年の出版記念パーティーだった。「筆談もできない状態でしたが、コンピューターを通じて少し先生とお話しできた」。棺(ひつぎ)の前で最後に「先生、ありがとうございました。またお会いしましょう」と涙ながらに話し掛けたという。

 長山は弔辞の冒頭、あふれ出る涙をこらえきれない様子で「先生、篠沢先生…」と声を詰まらせた。初めて会ったクイズダービーで2年間、席を並べた。「舞台や映画とは違う新しい世界を体験した」。クイズで正解を出せず悩んでいると「僕でさえこんなに当たらないのだから頭のいい悪いじゃない。楽しみましょう」と激励してくれたという。

 闘病中、車椅子での散歩コースにあった公園の木に「景子の木」「藍子の木」と名付けてあいさつするのが日課だったという篠沢教授。長山は「さよならは言えません。いつまでも、いつまでも…」と、別れを惜しんでいた。

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