藤波辰爾、前田日明の現役復帰へ動くことを断言「今年はあいつをリングに上げます」  

2018年1月1日8時0分  スポーツ報知
  • 前田日明をリングに上げることを掲げた藤波辰爾

 プロレス界のレジェンド、藤波辰爾(63)が1日、スポーツ報知の新春インタビューに応じ、“格闘王”前田日明(58)の現役復帰を呼びかけた。デビュー45周年記念イヤーの昨年は主宰する「ドラディション」にベイダー(62)、ミル・マスカラス(75)の海外のレジェンドレスラーを参戦させた藤波。「必ず前田をリングに上げる」と格闘レジェンドを招聘する決意を明らかにした。

 藤波の初夢は、前田の現役復帰だった。

 「今年は、前田日明、あいつをリングに上げます」

 強い覚悟で断言した。前田は、1999年2月21日、横浜アリーナでアレクサンダー・カレリンとの試合で引退した。現在は、格闘技大会「THE OUTSIDER」を主宰。さらに今年はヘビー級の新たな格闘技大会を開催する方針を掲げている。

 「これまで復帰を要請したことはありません。ただ、前田には、いつも会うと“やれよ。リングシューズ持ってきたか”っていうんですよ。そうすると彼はまんざらではない様子なんですね。一度、引退したから、これだけリングに上がることが空いちゃうと不安もあるでしょう。あと、変にファンから裏切りとか言われることを気にしている。でも、ボクは前田がリングに上がることでガッカリするファンはいないと思うんですよ。変なこだわりを捨てて上がって欲しい」

 前田が上がれば、85年6月の大流血戦となった伝説の大阪城ホールでの藤波との再戦、さらには長州力(66)との因縁対決、藤原喜明(68)とのUWFタッグ再結成など「金曜8時」に熱狂した昭和のプロレスファンにとって限りない夢が広がる。

 「これは、リップサービスじゃなくていつも彼に言っていることなんです」

 前田参戦へ藤波は本気で動くという。また、ベイダー、マスカラスに続く海外のレジェンド招聘にも意欲を見せた。

 「ファンからの声で一番は、ボブ・バックランドが多いんですね。あとマスクドスーパースター、エル・カネックも多い。カネックは今も元気でリングに上がれる体をしているらしいです」

 エル・カネック(65)とはジュニア時代に抗争を展開。中でも1978年3月30日に蔵前国技館で藤波との対戦が予定されていたが独断で帰国。「敵前逃亡事件」として今も語り継がれている。

 「この前、ファンから言われたんです。“藤波さん、知ってますか?来年、蔵前での敵前逃亡から40年ですよ”って。こっちも記憶にないことをファンは覚えているんですね。敵前逃亡を今のファンが知っているのかどうかはともかく、そのファンは、自分のためにかなえてくれということだと思うんですね。ありがたいことです」

 今年は敵前逃亡から40年。長い時を経た決着戦にも興味を見せた。今年も「ドラディション」は4月と10月にツアーを開催する予定。さらに新たな動きも意欲を見せる。

 「地方に目を向けたい。プロレスの巡業は、全国回った。そういう大会をやりたい。何か所か地方に行きたい。その時には東京と同じものを持って行きたい。手抜きで来られたというのはしたくないんですね。スクリーンを持っていって、演出も兼ねたものをやりたい」

 新年の初戦は1月14日、後楽園ホールでの長州力プロデュース興行だ。藤波は、TAKAみちのく(44)、関本大介(36)とトリオを結成し、長州力(66)、飯伏幸太(35)、伊橋剛太(34)組と対戦する。長州とは久々の対決、飯伏とは初遭遇となる。

 「飯伏とはボクにとってもファンにとっても新鮮でしょうね。彼は、華があってバネのある選手ですね。対戦したらどうなるのか、楽しみですよ。長州もそこを見たいから飯伏を反対側に据えたと思う。あと、長州がボクを相手に据えた。少し前に、お互いもう対戦は終止符を打とうと言ったんだけど、今回、相手側にボクを据えたのは彼自身目覚めるものがあったんでしょう。ボクも気合の入れ方が違う」

 前田の復帰、新たなレジェンドレスラー招聘…意欲ある新年を藤波は誓った。

 「ファンの夢をかなえると同時に自分も夢を見ていきたい。オールスター戦も年に1回は恒例化できるよう実現させたい。そのためには、誰もがこだわりを捨てて業界全体を盛り上げることを考えていかないといけない。とにかく刺激ある年にしたい。それには動くこと。じっとしていたら何も巡り合わないですからね」

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